現状報告
2024.04.01
会長ブログ
2024年も4月に入りました。それに合わせる訳ではないですが、MC事業部 管理部門は4月からオフィスカジュアルを導入します。 |
それと私 安坂 眞次は今後、ノーネクタイでいきたいと思っています。もともと肩こりがひどく、悩まされていましたのでカジュアルに合わせて |
いこうと思います。取引先様には、申し訳ありませんがクールビズ以外の時期もノーネクタイになりますので宜しくお願いいたします。 |
外出しない時は、事務所内ではかなりラフな身なりになります。 |
今日は少し福祉業界での弊社が関わっている、マットレス委託洗浄についてお話をしたいと思います。 |
現在流通されている商品の中心になっているウレタンマットレス(ウレタンフォーム生地)についてですが、利用者の褥瘡予防の |
観点から種類の違う生地を合わせている商品が主流になっています。また商品の厚みも様々でかなり生地を張り合わせている |
事から厚くなっています。このような商品に均一に洗浄液をかけて、濯ぎをし、脱水をすることはかなり難しい事になります。 |
生地を張り合わせている以上、厚み側からは水が入りにくく、かつ抜けにくい構造になっています。 |
(現在対応できる洗浄機・乾燥機は、一部メーカーのみ) |
また水が入ると抜けにくいので、脱水も非常に重要な工程になります。ウレタンマットレス系は |
洗えないので洗わないと言われ、乾燥のみを行っている会社もあると聞いています。一口に洗浄と言っても、上記のような処理を行い、 |
利用者に商品を供給されています。商品の特性上、表面の見える部分のみでしか商品の品質評価はできませんので、このような |
処理の商品でも通用している現状です。マットレスの厚みがある以上、その中の部分もきれいに洗浄され、乾燥工程で消毒も完全に |
行って、ようやく本当に安心して且つ自信をもって利用者の方に届けていただける商品になると考えています。。 |
今のように中身の品質評価が難しいなら、より洗浄工程の管理が重要になります。作業標準に則り、工程・工程内容を遵守する事で |
品質を保てるようになります。 |
元々、弊社は製造業が生業でしたので、一つの商品を請け負った場合は、品質協定書を結び、商品毎にQC工程表・作業標準書・ |
作業要領書等を整備提出して、且つ初品の品質評価を受け、合格してから加工が始まります。 |
一つ、加工機械を変更するとか、外注先を変更するとか等の変更があれば、変更書類を提出し、はじめと同じに初品品質評価を受け |
合格してから加工が始まる事になっています。工程変更時に一番トラブル(クレーム)が発生しやすいからです。 |
現在のこの業界にはこの文化がなく、残念ですが決められた事に関する管理体制がザルです。内容を改善して変えていく事は |
とても大事です。ただ変えれば管理上、書類を訂正し客先に説明する必要があります。作業標準書は飾りではないのです。 |
この洗浄委託に入って12年、この業界の悪しき習慣を変えていく事に挑戦し、弊社の洗浄工法・管理工法が業界基準に |
なるように進んでいきたいと強く思っております。 |